情報政治学

わたしは「情報政治学者」を名乗ってきました。情報政治学とは,発言や情報提供に込められた政治的意図を見抜くための学問です。ここでは政治演説や失言といった言葉の政治性にかかわる分野と,メディアの利用やメディア対策といった情報の政治性にかかわる分野を分けて掲載します。

情報の政治力

2026年総選挙:批判が娯楽の時代の終焉

2026年総選挙について、熱狂がもたらした勝利はよくないとか、SNS重視の選挙はよくないとか言う人がいるが間違っている。権力批判が娯楽だった時代は終わり、前向きな「推し活政治」の時代が到来したことへの認識の有無が勝敗を分けたと言えるだろう。
情報政治学

陳腐な解散批判は政治力の低さの証明!

定番の解散批判である「大義がない」「政治空白をつくる」「党利党略だ」という定番のセリフは、あまりにも陳腐で空疎である。もう少し国民の心を動かす言葉遣いを批判者には求めたい。
情報の政治力

高市首相の人事と言葉は「謹厳実直」

自由民主党と日本維新の会による自維連立政権ができ、高市早苗氏が衆参両院の首班指名を受けて首相に就任した。当然のことながら就任直後に組閣が行われて高市内閣が誕生し、その後まもなく国会において所信表明演説が行われた。私には複数の新聞社からの取材...
情報政治学

失言は政治家の能力不足の反映!

失言には差別発言(直接的・間接的)と不適切発言(分不相応型・軽率型)がある。重要政治家の発言は記録される以上、失言するようでは有能な政治家とは言えない。
情報の政治力

公営選挙の縮小はマスメディア利用の削減から!

選挙ポスター品位規定を盛り込んだ改正公職選挙法が施行されたが、ネット選挙時代に公営選挙の在り方はあまり議論されなかった。まず再検討されるべきは、代替手段がある新聞広告やり悪用されやすいテレビの政見放送ではないだろうか。
情報の政治力

SNS選挙問題は「大学紛争」に似ている?

SNS選挙の問題は「大学紛争」に似ている。「若い世代中心」と「既存秩序への反発」という参加者の特徴が共通してて、ツールは違うが(昔はゲバ棒や火炎瓶)バッシングや炎上という暴力的現象が問題視されている。
情報の政治力

期日前投票を前提に選挙情報の在り方を再検討すべし!

近年の国政選挙では投票者の約2割が期日前投票を利用している。公的な選挙情報をほとんど目にしないまま、選挙がはじまった翌日から投票ができる。期日前投票の制度化、ならびにインターネットやSNSの選挙利用の普及を前提に、選挙運動や選挙期間の在り方は再検討されなければならない。
情報の政治力

インターネットやSNSは選挙を活性化する!

マスメディアが切り取るのとは異なるかたちで見聞きできるのはよいことだ。SNSやネットの選挙への影響については危惧する点もあるが、民主政治の本質にかかわる以上、規制すべきものではない。
情報政治学

石破首相の施政方針演説はナイナイ尽くし!

石破首相の施政方針演説には3つの特徴がある。1.「呼びかけ」がない。2.「国民向けの引用」がない。3.「パフォーマンス」に乏しい。これらのことから、わたしは石破首相の政治コミュニケーションの特徴を、理屈っぽく感情に欠けるものと評価したい。
情報政治学

岸田首相に言葉のセンスはない?!

岸田首相に言葉政治力は高いとは言えない。言行不一致,パクリ,陳腐化,通り一遍といった観点から,これまでの岸田首相の発言の特徴を整理してみよう。
情報政治学

「説得責任」を問う!

政治家に必要なのは国民を説得できる話術である。説明なら役人でも学者でもできる。「説明責任」ではなく「説得責任」こそが政治家には必要だ。だが,言葉政治力の低い日本の政治家に,この能力をもつ者は少ない。